2010年2月17日水曜日

H22.2.16『降りてゆく生き方』ワークショップ 

 茨城県デザインセンターにて、ワークショップを開催致しました! 

 参加メンバーは、石塚さん(百年塾)、一ノ瀬さん(デザインセンター)、西條さん(藤代範雄デザイン事務所)、坂本さん(藤代範雄デザイン事務所)、佐々木さん(デザインセンター)、蘇さん(藤代範雄デザイン事務所)、藤原さん(まゆみの里)、吉原さん(百年塾)でした。

 なんと4時から9時までという長い時間ですが、熱く語りまくりまして、あっっっという間に時間が過ぎ去りました。


●自己紹介
・坂本:
 地域のポイントカードをつくったのですが、なかなか加盟店が集まらないんです。マップ作り、企画で、商店街の人と向き合っていますが、廃業するわけでもないのに元気がない。マイナスの感情が強いのかな?と感じます。なぜ?と思ったときに、今の自分のしている仕事に誇りに思えていないのかな?と。『降りてゆく生き方』を見たときに、今の自分と共通の概念を感じた。この映画を通して足元を見ていきたい。

・吉原:
 環境のエコチームで居ます。環境はすべての原点で、今の時代は人間がどのように生きていくのか。そこが問われてきていると思います。

・石塚:
 日立市は日が立ち登るからつけられた名前。しかし、市民は太陽がすべてのエネルギーの源だが、それに気づかない。食べ物もそう、草、肉だって。気づいていない資源がたくさんあるんです。そして、日立には夢があるんです。話は変わりますが、みんな人が少なくなった、少なくなったと騒いでいますが、人口は無理に増やさなくてもよいと思う。今居るみんなで夢を語り合い、若い人の話を聞くことが大事です。そして、大学があるので、人を集めてくれる。街づくりも大学と一緒になってやっていくことが求められています。

・藤原:
 精神障害者の就職支援をしています。支援をしていて、一番の課題は、施設の抱え込みと、偏見があると思います。偏見があると、就職を目指していてもハローワークで紹介されても、電話で面接する前に断られる事もあり、メンバーさんは本当に生きずらいと思います。今の世の中はつながりがなくなっていて、顔が見えないから余計に怖いという悪循環があると思います。そういう偏見を壊していく取組みをメンバーさんとやっていきたいです。

・西條:
 まかべの石屋で、地域再生プロデュースをしています。自分の仕事に誇りをもって、生業を見せていこうと。生業は生きることそのもので、仕事は生きる手段です。石屋も今の社会の中で需要がなくなっているが、誇りを持ってやっていこう!これからの若い世代も続けていくためにどうしていこう?というもの。そのためにも、つながりを作っていきたいと思っています。

・蘇:
 プロダクトは、人のために作るもの。人と人のつながりが、街を作ると思います。人間関係の中から新しいプロダクトを作りたいです。人は降りる道が分からないのではないか?この場が10年、20年後に、大事な存在であると感じています。共有できる場のエネルギーが必要な時代になっているのではないでしょうか

・一ノ瀬:
 デザインの相談をしています。今は、福祉のデザインの重要性を感じています。坂本さんと藤原さんがここで、つながったように、キーワードを『降りてゆく生き方』の上映として、人と人を繋げられたら良いなと思います。

・佐々木:
 率直には、良く分からないが、感じたことをいいます。この映画は、自分と同じ生き方であって、思慮深く、自分の知識、自分の言葉で語っているな~。と感じました。登るというのは、その作業には道があるから登るになる。降りるのも道がある。人が歩いた道ではなく、道の無い所を歩いていくことが重要だと思います。


●自己紹介以降
『今の商店街で、品物が売れないと聞きます。しかし、手を打ってはいないんです。気づかなかったり。なるべくしてなっているという印象を受けるところもあります。周りは時代と共に環境も変わっているのだから、周りを見て、つながりを作っていかないとつぶれるんじゃないかな?と思うけど。気づいて欲しいけど、気づけない。話をして、気持ちの共有が出来れば、心の壁が取れるのか?』

『気づくとは人の生き方を変えるということ。では、気づきの後をどうするか?やったことのないことに挑戦する姿勢が必要ではないかな。しかし、いかに実行する?実際には変わることに不安があるのではないかと思う。そして、実行したとしても、それをどうやれば持続できるのか。それが大事かな』

『聞いたら忘れる。見たら覚える。やってみたら分かる。見つけたことは出来るようになる』

『実際に行動する人は、これをこうしなければ、なくなってしまう!という意識がある』

『不安さ=無我夢中さがないというか、まだまだ実は余裕があるのではないか?食べるものがない人たちは『今食べるもの』のことしか考えないで行動する』

『ここに集まったのは、前提が違うのではないか?学歴もあり、プライドが高くて、『我々は何か出来るはずだ。という驕りがあるのではないか?』』

『日本人は外国に比べて、発想の自由度が少ない。発想力が低い。日本人は、人間としてのレベルが低いのかもしれない。大人も子どものままの人が非常に多い。戦後の教育の方針によるかもしれない』

『『孤独感と無力感』が心身を壊すと言っていた言葉が気になった。自分も仕事が終わり気分が落ち込んで鬱になった。会社人間だった自分にとって、会社とは自分そのものだったのかもしれない』

『『孤独感』に関して、自分も県外から茨城に来て、初めての1人暮らしで、友達も居なくて、とても寂しかった。夜も中途覚醒が起きたりして辛かった。精神障害の孤独感も少しでも分かるつもり。精神障害というだけで、携帯の番号も交換できない。なりたくて病気になったわけではないが、TVの報道ですべての精神障害者が危ないという偏見が出来ている。これは直していかなければならない。精神障害者は偏見という色眼鏡のために、社会が作り出している障害でもある。ただ、最近は正しい情報も流されつつあるように感じている。本当に時代の変わり目かもしれないですね』

『今の社会は、『家族』というキーワードでもビジネスがある。例えば、バンタイプの車つまり、家族の絆が失われている。経済が人生のつながりとなっていて、幸福が、物質の豊かさと勘違いされている』

『古い+新しい=良いもの。お互いに学ぶべきところがある。若者は年寄りの話を聞かなければいけないし、逆に、年寄りも若者の話を聞かなければいけない。最近は自分も聞くように気をつけている』

『異なったものを見て、初めて自分が分かる。しかし、今の社会は何と比較しているのか?『競争』『生産性』のために、人を人として見れているのか?幻想しか見えていないのではないか?人は一部分を見て、良い悪いと分けられるそんな単純なものではない』

『山に登るとは降りること。登ったままでいることは、遭難したという。』

『褒めてくれる人は、よその人。地元の人はいつもあるものだから、感覚が麻痺して気づけない。地元の人にとっては普通。しかし、外からだから分かることもある。褒められると⇒元気になる⇒夢を繋いでいける』

『一つのことを成功していくと、かけ算でエネルギーが波及する。まずは1人からでも始まるということが大事なんだろう』

『体験知、暗黙知、臨床知が重要であると言われる様になってきている。ただの知識はいらない。体験や文化の蓄積による知恵が重要。温故知新』

『要素還元主義の弊害で、分解すると大切なものが失われる。今の時代求められているのは全体を見渡し、総合ではなく統合すること。そのためには、すべての事を生きているシステムとしてみる事。山、土、砂、木、葉、実、動物、虫、微生物、水、栄養、人、海。本当は全てがつながっている』

『豊かさとは何だろう?今の社会の中では、物質になっている。しかし、本当は人と人のつながりなんだろうと最近感じている。人と人、さらには、人と自然、人と太陽、人と宇宙。最近、松下幸之助の本を読んでなるほどな~と思ったのが、『宇宙の根源』がはじめにあり、ビックバンで急激に宇宙が膨張し、塵のような物質があつまり、星になったり、銀河ができたり、単細胞や酸素ができ、生き物が出現し始めたり。本当は全てのものは繋がっていた。昔の人はそれを感覚で知っていたのだと思う。しかし、今の社会ではそのつながりが、人と人でさえ感じることが出来なくなってきている。これは本当に危険なことだと思う』

『今の社会は数学で評価される時代になっていると思う。気づかなかったけど、テストも順位が出るし、いつの間にか競争が身に染み付いていた。しかし、競争というと、人を見るよりも、その人の数字しか見れなくなる側面もある』

『現代社会には、成功神話がある。欲望をくすぐるから、みんな洗脳されやすい。他の人を蹴落とすことが普通になってしまうのではないか?自分1人が幸せになろうという社会は、孤立を生む。それは不幸せだと思う。競争ばかりだと、本当の人が見えない。良い所が、競争という名で消されているのかもしれない』

『じゃあ幸せとはなんだろう?幸せになりたい人が、幸せになりたいためにやる事。それは目先のことでは得られないのではないか?長い目で見てやることが必要なのかも。短気的に結果を求める社会はどうしても無理が出てくる』

『自分は幸せは自己満足だと思う。自己満足でみんなが幸せになって、自分も幸せを感じられればそれで良いと思う。この前自分で焼いたパンを会社の皆に持っていった。美味しいと言われて、良かった~。と嬉しくなる』

『小さな幸せを感じることが幸せだと思う。衣食住とか。ご飯が食べられるだけでも』

『なるようにしか、ならない。『幸せなろう!』という姿勢も疲れる。与えなきゃ。というのもプレッシャーになるんじゃないかな』

『遺伝子は強者生存、進化論。サルの世界で、赤の見える猿以外は、淘汰されていった』

『掃除はボランティアだけど、みんなでやると楽しい。ゴミ拾いも最近若い人の間で流行っている。トイレ掃除もやってみると楽しくなったり。綺麗になると嬉しかったり。GIVE & TAKEではなく、自分が楽しくやる。イメージを楽しく、Tシャツを作ったり、大きい目立つゴミの容器を背負ったりする工夫があると良いのかも』

『自然体でみんな幸せになれたら素晴らしいことです。多様性があって、自分が受け入れられたら、幸せだと思います。人を人として全体的に受け入れる。人と人のつながりが幸せの鍵ではないか。手をつないでみんなで降りられたらいいですね』

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